医薬工場の自動化を実現!衛生管理下での自動化事例を解説

多くの医薬品開発・製造工場では、分析や品質試験といった工程の自動化や省人化がなかなか進んでいません。
この背景には、使用する機器の種類が多い上に作業には熟練技が必要なこと、そもそも衛生管理下で使用できるロボットがなかったという理由があります。
しかし、近年では衛生管理下で高精度な動作が可能な「バイオメディカルロボット」が登場し、医薬品の開発・製造、抗がん薬調製作業、各種菌検査などの分野で自動化の幅を広げています。

当社では衛生管理を徹底した上で自動化を阻む課題に対応し、オールインワンなシステムを製作しております。
ここでは、医薬工場で自動化を阻む課題や、システム事例について紹介いたします。

 

医薬工場の自動化を阻む課題

経済産業省の発表* によると製造業の直面している課題として駐在員に依存したマネジメント。個別最適化された一部の自動化にとどまり、工場全体やサプライチェーンと連動したデジタル化には至っていないことが課題とされています。

*出展元:経済産業省「製造業を巡る現状と課題 今後の政策の方向性」

製造プロセスの標準化やデジタル化のためのシステム導入を急務とされていますが、さまざまな課題が立ちはだかっています。

 

医薬工場におけるシステム導入事例

医薬工場での具体的なシステム導入事例を紹介します。

液剤と固形剤の生産を自動化、厳格な管理下での無菌生産を達成

医薬品製造工場は、衛生面において高度に管理および規制された環境です。人手での生産はアイソレーターで行われ、常にモニタリングされています。
製造プロセス内の工程をすべて自動化することで人手の介在を無くすことにより、製造ラインの柔軟性と製品の無菌性を高めることに成功しました。
「充填」「ネストシリンジの取出し」「軽量」「搬送」などの数ある工程を複数台のメディカルロボットを制御することにより柔軟かつ高機能に自動化、省人化することが可能です。

原薬製造工程、製剤工程、包装工程をカバーするMESパッケージの導入

MESを導入することで製造工程の把握や管理、そして作業者への指示などを自動的に行う情報システムの構築が可能となります。
MESの最大の特徴として「工場の生産ラインの各工程と連帯できる」ことが挙げられます。
入荷、製造、在庫や品質などさまざまな管理項目を統一管理することが可能になります。

混合ブレンダーによる原料混合の自動化

多種多様な薬品の開発や製造過程で粉体混合機が活用されています。
当社の混合機は容器回転型を採用しており、粉体を可能な限り破壊せずに混合可能です。また、容器を自在に脱着できる構造としているため混合用だけではなく容器を移し替えることなく保管することが可能です。
装置の材質や密閉性にこだわることで人の手を超える品質・再現性を実現しています。


 

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